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M1グランプリに学ぶビジネス孫子の兵法NO,18
孫子の兵法から読み解くM1グランプリ
「孫子の兵法」から見たM1グランプリ
2019年M1グランプリ2007年に結成した「ミルクボーイ」が歴代最高得点97・28点を獲得し優勝した。
「ミルクボーイ」の漫才スタイルはボケの駒場がオカンやオトンや時には自身が何かの名前を忘れたのでヒントを言い、ツッコミの内海がその物のマニアックな特徴を言って正解を見つけていくという今までの漫才にはないスタイル
また、今回惜しくも3位になった「ぺこぱ」(93・42点という高得点はM1歴代5位)もシュウペイのコミカルなボケにキザキャラの松陰寺太勇がツッコみそうで肯定してツッコまないこれも独特な漫才スタイル
「ミルクボーイ」「ぺこぱ」の両者に共通するのは
ボケとツッコミという正当な漫才スタイルを維持するという「正」の部分と「ミルクボーイ」は名前を忘れてマニアックな特徴で突っ込むという「奇」の部分がある。
コーンフレークネタの場合、「何であんなに栄養素の五角形が大きいのか」という誰もがそうやなぁと笑ってしまうボケやツッコミが今までに無い漫才スタイルの「奇」となって大爆笑になる。
このマニアックな特徴を考える為にどれだけ時間を費やし、練習したかを思うと感慨深くなってしまう。
誰もが知っているけどそこを突かれると思わず笑ってしまうというポイントはまさに
「正」のしっかりとした基本の漫才部分と独特な「奇」の部分が絶妙な形となっているので松本人志や上沼恵美子、サンドイッチマンの富澤たけし、その他審査員も皆絶賛している。
「ぺこぱ」も派手な衣装とメイクにキザキャラは既に「奇」となっているが更に否定しないで肯定して型破りなツッコミ
タクシー運転手ネタでボケのシュウペイがわざとツッコミの松陰寺太勇にぶつかり「どこ見て運転してんだよと言えてる時点で無事で良かった」と今までなら「どこ見て運転してんだよ」というツッコミで終わるのにその後に「無事で良かった」最後に否定しない肯定的なツッコミが「奇」となり思わず笑ってしまう。
「ミルクボーイ」「ぺこぱ」両者とも今までに無いスタイルを見つけ出した事は
そして、そのスタイルを極め続けたことが、両者の結果となった。